CINEMA 4D ( Prime R15 ) に組み込まれている BodyPaint では PSD (Photoshopドキュメント) をレイヤー構造付きで扱えるんだけど、そこのトコロで互換性の事をまったく気にしないまま作業してしまって PSD 内のレイヤー効果とかのデータをふっとばしてしまったので戒めにメモしておくわ。
※編集前のデータをバックアップソフトでバックアップしてなかったら死んでた
PSDはあくまでファイル形式
発端はロボ子 Release 3 に向けての武装部分のテクスチャー追加作業での事。
バックパックに追加する部分のワイヤーフレームをテクスチャーの PSD ファイルに焼き込む際に問題が発生したわ。
下図の赤枠の部分に注目。
最初が変更前、次が変更後のファイルの内容よ。
ワイヤーフレームを書き込んだ後だから黒と白い線は除外して見てもらうと、画像内に変化している部分がいくつかあるわ。
レイヤーのグループ化やパスだったレイヤーがベタになっていたり、レイヤー色が消えていたり。
ウェストガードの部分のモールド処理↓はレイヤー効果を使用しているんだけど、これも消えてしまっているわ。
互換性はどのくらい?
おおざっぱに確認してみたトコロ、下記情報は保持できるみたい。
- 通常のレイヤー(ラスターマスク含む)
- 色調補正レイヤー(ラスターマスク含む)
- レイヤーフォルダー
- レイヤーの可視設定
- レイヤーの不透明度
ポストエフェクト系(?)、スマートなんちゃら系は使えないモノとして扱った方が無難ね。
ちなみに、PSD ファイルはテクスチャーとして使用するだけなら Photoshop 上で保存した内容がそのまま表示されるわ。
※PSDファイル内に統合されてる画像が保存されてるから
これを BodyPaint 側で開くと、その時点で互換性が無い部分の内容が破棄されて取り込まれるから、それを上書き保存すれば…あとはわかるわね?
PhotoshopからBodyPaintに行く際は注意
CINEMA 4D に限らず、PSD をテクスチャーとして使用できるツールではちゃんと表示されてるからって互換性が100%だと油断しがち(なのは私だけ?)だから、まあ、そんな感じで?