キワモノで補償対象外になる改造してます。注意。
CINEMA 4D とか OpenGL や OpenCL を使うには GeForce では機能不足ッ!
そのうち Quadro 追加してウハウハしたいにゃー。と思うも、今のメインPCの拡張スロットに空きは無いし、そもそも x16 なんて2本も無いので、グラボの下に埋まっている PCIe x1 スロットを活用できないかと考えた結果、PCI Express 延長ケーブル 使えば良いんじゃね? と。
PCIe は仕様上、x1 と x16 はデータバスのレーン数が違う(バス幅が違う)だけで、USB みたく下位互換性(この場合はレーン数の少ない方)が確保されてるから、x16 用のグラボを x1 に挿して使う事もできるハズなワケよ。
※逆もまた然り
ということで、買ってみました延長ケーブル。
玄人志向の PCIEX16-X1/KIT 。お値段だいたい2000円。
パッケージにある通り、正確には変換ケーブルなんだけど、構造上は延長してるだけだから無問題。
中身
ぱっと見、1000円でもいいんじゃね? って思いたくなるくらいシンプルな品なんだけど、キワモノだし需要少ないし、お値段的には妥当なのかしら。
x16 のスロットと x1 のコネクターをケーブルでつないだだけという、デキる人ならパーツ買ってきて自作できそうな感じのお品ね。
構造的にケーブルの接続部分(青い保護テープの部分)が脆いので、何度も折り曲げたりするとポッキリ逝くかもしてないので注意。
保護テープの部分は3ミリくらいの部分まで曲げられるけど、無理は禁物よ?
これを使って x16 のグラボを x1 のスロットに接続することができるわ。
こんな感じ。
接続しませう
ケーブルでつなぐだけだからカンタンと思ったらそうはいかないのがキワモノのなげっぱなし素敵クオリティ。
問題が出ないのがオカシイというくらいのアレね。
案の定、物理的に素直に接続できないことがわかったわ。
まずは x16 側。
コネクターの下部がPCケースに当たって1cmくらい高さが足りない状態になったわ。
コレに関しては固定は諦めて、グラボをテキトーに絶縁してケース内に置いておくカタチで対処。
続いて x1 側。
これまた案の定、グラボに干渉して高さが足りない状態に。
コレはグラボのヒートシンクのカバーに穴を空けて解消。
もち、こんなコトしたらメーカー保証は受けられなくなるので、ヤる時は自己責任でね。
して、完成した状態を写真にとってみたんだけどどこがどうなってるかサッパわかんなかったので図にしてみたわ。
実際にはグラボ2がケース内に転がってて固定されてないんだけど、配置は上記の通り。
グラボ1に穴をあけることでなんとか x1 スロットを利用できたわ。
この後も楽じゃなかった
設置完了したしグラボが増やせるぜヒャッハー! と意気込んで電源スイッチ入れてみたら OS が起動しないという事態に。
一瞬ヤっちまったか!? と思って冷や汗で全身びっちょりになってしまったけど、幸いハードウェア的に問題は無かったみたいで、BIOSをリセットしたら無事起動できるようになっわ。
※この間にいろいろあったけど焦ってて覚えてない (「・ω・)「
なんとか認識された2枚目のグラボ
NVIDIA コントロールパネル上。
2枚目の 9500 GT が見えるわ。
TMPGEnc の CUDA 設定上。
こちらでも CUDA デバイスとして選べるようになっているわ。
締め
ということで当初の目的を達成できたんだけど、増設しているグラボが貧弱すぎて役にたたないので、今回はホントに2枚目増設できるのかくらいのテストにしかならなかったんだけど、これで Quadro 増設の夢にちょっと前進できた感じね。
でも実際のところ、TMPGEnc みたく使用するデバイスを選択できるアプリケーションは少なくて OpenGL や OpenCL の実行用に Quadro、DirectX の実行に GeForce という使い分けをするにはまだまだ問題があるわ。
なんとか OpenGL や DirectX でデフォルトのデバイスを外部から強制的に変更する手段はないものかしらね。
今回は以上。