MikuMikuDance で動画を作っていて、「何かモノが通り過ぎる音」を付けたい時、ただ効果音(自動車が走ってる音とか)を付けるだけだと、「のっぺりとした」というか嘘くさい感じになってしまう事があって、ドップラー効果つければ良い感じになるのにー!
…なんて思ってたトコロ、Adobe Audition CC でドップラー効果付けられる事を知ったのよ~。

 

で、いままでそこらへんの適用方法がわからなかったからメモついでに記事にしてみた次第。

 

ちなみに、今回使う音源はコチラ。
Audition を使って適当にでっちあげてみたヤツで、わかりやすいように高音を多めに含ませてあるわ。
※っていうか、適当にやったらこうなったw

 

 

ドップラーシフターを使う

お手軽にドップラー効果を付けるには「ドップラーシフター」エフェクトがそのものズバリで適用できるわ。

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「エフェクト」メニューの

「スペシャル」「ドップラーシフター(プロセス)」

を実行すれば、設定用のダイアログが表示されるから、そこで適当に値を設定すればOK。

 

107_001

ダイアログ内のグラフ(音源の移動パラメータ)や、波形ビューの内容を見て移動量や接近するタイミングを調整して「適用」をクリックすれば完了よ。

ちなみに、パラメータは下記の通り。

パスタイプ:
音源の移動方法。直線と周回の2タイプ。

速度:
音源の移動速度。単位がkm/h(時速) じゃなくて m/s(秒速)なのに注意。

進入角度:
移動開始時の向き。直線ならそのまま移動方向になるわ。

前側通過位置:
音源がマイク(リスナー?)の前を通過する時にどのくらい離れた位置にあるか。
マイナス値なら後ろ側になるわ。

前側通過位置:
音源がマイク(リスナー?)の右を通過する時にどのくらい離れた位置にあるか。
マイナス値なら左側ね。

107_003

「適用」をクリックするまでは内容をリアルタイムにプレビュー(波形の確認や音を再生)しながら変更できるから、いろいろ試してみるとどんな感じに効果がかかるかイメージしやすくなるかも。

 

できあがった音がコチラ

 

ただ、このエフェクトは実際のドップラー効果を忠実に再現するタイプ(リアル指向)だから、音源に含まれる波長によっては音量の変化しかわからない事もあるので、そこらへんも留意ね。

例えば、救急車なんかのサイレンは音量や音程の変化がわかりやすいけど、車のタイヤの音は音量の変化しかわからないというのがソレね。(実際は音程も変化してるけどサイレンほどじゃない)

 

 

 

 

ボリューム調整と、ラックエフェクトのピッチシフターを使う方法

こちらは先のドップラーシフターに対して嘘ドップラー効果(あるいは誇張されたドップラー効果)を付ける方法で、非破壊編集に対応しているわ。

ドップラーシフターはリアル指向だったけど、こっちはアニメ的に誇張されたドップラー効果という感じね。

 

ちなみに、この(音量とピッチ変更を使う)方法は AfterEffects や Premiere でも使えるから、Audition 使うほど本格的に加工しなくても良い場合はソッチでやってしまった方が楽な場合もあるわ。

Ae と Pr は「エフェクトラック」ではなくて「サウンドエフェクト」で音量とピッチを変更すればOKよ。

 

して、はずは準備。

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1.マルチトラックセッションを作成して、適当なトラックに音源を追加。

2.エフェクトラックの表示をクリップエフェクトに切り替え。

3.エフェクトラックにピッチシフターを追加。

4.ピッチ置き換えの設定をニュートラル(ゼロ)に設定。

5.クリップにピッチシフターのエンベロープの表示を追加。

 

107_005

エンベロープをONにすると、クリップの波形の部分に(多分、紫色の線)エンベロープの線が追加されるから、コレを操作してドップラー効果を作成する事になるわ。

 

して、エンベロープを調整してできあがったのがコレ。

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音源が目の前を通過していく部分を基準に、接近部分と離脱部分を作成する感じね。

ポイントは下記の3つ。

1.音量は通過を基準にして、前後を下げる。

2.ピッチの変動量は音程の変化がわかる程度か、それより少し大げさにつける。

3.通過直前に一瞬だけピッチを少し上げる。

 

これでいかにもな感じのドップラー効果が再現できるわ。

音量の変動がわかり辛い音源の場合も、ピッチの変化を大きくすれば対応できるから、「ドップラーシフター」よりアニメ的効果音向けに最適だと思うわ。

 

ただ、この方法だと、音源によっては「プチッ」って感じのノイズ(クリッカーノイズ?)が発生することがあって、そうなってしまった場合は、一度ダウンミックスした後にノイズ除去をする必要があるのよね。

 

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今回も上図のように、スペクトルピッチにあからさまなにノイズが表示される結果になったわ。

 

 

ノイズを除去する

ノイズを除去するには、ミックスダウンした音源を開いて、「エフェクト」「診断」「クリックノイズ除去(プロセス)」をクリック。

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「診断」タブが表示されるから、「効果」を「DeClicker」にした後、「スキャン」をクリック。

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スキャンが完了すると、クリックノイズと思われる部分がリストアップされるので、「全てを修復」をクリック。

これでノイズが除去されるわ。

 

 

ちなみに、「修復済み」にチェックマークが付かない部分は修復できなかった部分なんだけど、実際に音を聞いてみて気にならなかったらそのままスルーしても大丈夫よ。

 

 

今回は以上。

 

 


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