前回からの続き
studio-fabian で公開されている対称編集用プラグインのご紹介。
プラグイン名は MirrorPointPosition。対称編集を行うためのコマンド、タグ、ダイアログを追加するプラグインよ。
※以下「MPP」と表記
配布元 studio-fabian
http://www.studio-fabian.de/
CPPP と同じくドイツ語と英語に対応。
日本語版 C4D では英語表記ね。
CPPP は頂点番号で対称頂点を特定するタイプの動作だったけど、 MPP は頂点座標を参照して対称頂点を特定するタイプになるわ。
基本的な(?)使い方
基本っていっても、私が使う時のアレなんだけど、ぱぱっと左右対称に頂点を動かす方法をご紹介。
まずはプラグインのメニューから「MirrorPointPosition」→「MirrorPointPosiotin : Setup Dialog」を実行。
MPPの操作用ダイアログが表示されるから、基本、MPPを使用する時はこのダイアログは表示しっぱなしにしてね。
したらば、対称編集したいオブジェクトを選択して、MPPのダイアログの「Add Tag」ボタンをクリック。
※オブジェクトが対象になってないと警告が出てタグが追加できないので注意
「Add Tag」ボタンをクリックするとオブジェクトに対称編集用の情報を保持するMPPのタグが追加されるわ。
このタグが対象位置にある頂点を特定するための情報を持っているみたいね。
で、ダイアログの下部が操作可能になるから、「Auto Summetry」と「Realtime」をONに。
あとは片方(デフォルトの設定では画面右側)の頂点を動かせば反対側の頂点も連動して移動するようになってウマー。となるのよ。
※反対側動かしても無視されるので注意。
ちなみに…というか、コレ結構重要なコトなんだけど、ダイアログ上の設定は他のオブジェクトにフォーカスを切り替えたりするとリセットされるみたい。
だから、操作前にダイアログの状態を確認することをオススメするわ。
あと、たまーに、ごくまれに頂点座標の位置関係が壊れてモデルがぐちゃぐちゃになる事もある(しかもアンドゥできない)から、データのバックアップはこまめにとることもお勧めするわ。
他、細かい機能とか
Mirror along Axis
対称化を行う軸を指定。Xなら横方向(左右)ね。
他にY軸とZ軸が選べるわ。
座標系はオブジェクトローカルになるわ。
Axis Tolerance
対称位置として扱う頂点座標の誤差範囲。
Mirror
プラグインコマンド「MirrorPointPosition : Mirror」と同じ内容。
頂点座標を対象位置同士で入れ替えを行うわ。
Symmetry
プラグインコマンド「MirrorPointPosition : Symmetry」と同じ内容。
手動で対称化するためのボタンね。
Auto Symmetry
Symmetry ボタンを押さなくても頂点を動かしたら自動で反対側の頂点を対称化するオプション。
Realtime
Auto Symmetry で自動化した時に、対称化結果をリアルタイムで反映させるオプション。
コレがOFFの場合は頂点を移動し終わった時に対称化が実行されるわ。
Use
頂点のどの要素に対して操作を行うかを指定するオプション。
頂点座標に対してなら Geometry。それ以外は使い方わかんないっす(´Д`;)
Make Symmetry from
軸のどっち方向に対称化するかを指定するオプション。
+方向から-方向なら「Positiv to Negativ」ね。
Save as Default
現在の Make~ の内容をデフォルト設定として保存するボタン。
他の設定は保存してくれないっぽいわ。