前回の続き。
今回は旧システムドライブ(intel 320 SSD) から新システムドライブ(ADATA SX900) への移行の手順をレポートよ。
1.手順概要
目的は、OSを再インストールすることなく、旧システムドライブ(以下、旧SSD)の内容をまるっと新システムドライブ(以下、新SSD)に移行すること。
方法は旧SSDの内容を新SSDに丸ごとコピー。それだけ。
ちなみに、システムドライブのデータを丸ごとコピーするには、それ専用のツールが必要で、今回は購入した SSD に付属していた Acronis True Image HD を使用したわ。
探せばフリーソフトでも SSD や HDD の内容を丸ごとコピーできるヤツはあるけど、せっかく付属してるんだからってことで。コレ使う事に。
前回の記事を見てお察しかとおもうけど、True Image HD はCDとかのメディアで付属しているんじゃなくて、ソフトはメーカーホームページからダウンロードする事になるわ。
あと、ユーザー登録も必要になるから、そこらへんが気になる人は気を付けてねん。
2.Acronis True Image HD をインストールする
まずは ADATA のホームページへ。
上部メニューの「サポート」にマウスカーソルを合わせて表示されるメニューの中の「便利なソフトウェア」をクリック。
表示されたページの中の「Acronis True Image HD, disk migration utility」の部分をクリック。
True Image のページをずずいーっとスクロールして、「Download 1:~」のボタンをクリック。
ADATA のアカウントでのログインを求められるので、既にアカウント持ってる人は右側(青)の項目を入力してログインへ。
私はアカウント持ってないから左側(グレー)の部分に入力して「ダウンロード」をクリックね。
「電子メール」と「国」、「言語」を上記のように設定して「ダウンロード」をクリック。
※グレーアウトしてるように見えるけどクリック可
「このままサインインする」はお好みで。
これ重要ポイントだけど、これを行った時点で画像の注釈にある通り ADATA の利用規約に同意した事になって、ADATA アカウントが作成されることになるわ。
ADATA からのメールイラネという人は後でメール配信の解除が必要になるから気を付けてね。
「ダウンロード」をクリックするとソフトウェアのダウンロードが始まるから、適当な場所に保存。
ブツは zip で圧縮されてて、解凍するとインストーラーの実行ファイルが取り出せるから、今度はそれを実行。
インストーラーの画面で「Acronis True Image HD のインストール」をクリックしてホイホイとインストールプロセスを進め
とりあえず今回はエクスペリエンスプログラムには散会しないでおいてみた。
セットアップの種類は「標準」でおk。「カスタム」は事実上インスコ先を変更できる程度のオプションしかないわ。「標準」でも全部入るからw
インストールが完了したらスタートメニューから「Acronis True Image HD」を実行。
UAC 警告が出たら「はい」する。
初回起動なのでアクティベートを求められるから、「キーを取得する」をクリック。
表示されるダイアログに必要事項を記入。
名前は別に偽名でもいいかも? 私は本名入れたけど。
「スタブキー」はいわゆるシリアルキーで、 SSD の背面↓にあるから、これをハイフン無しで入力。
※モザイクで隠してある部分ね。
入力が終わったら「送信」をクリック。
送信時に、環境によっては実行警告がでるから、実行できるように許可。
アクロニス(Acronis)のWebページが表示されて製品登録をしてくれという旨のメッセージが表示されたら、今度はメールを受信。
メールに登録用ページのアドレスが記載されているわ。
メールはこんなの。
アドレスをクリックするとアカウント作成が完了して、アクティベーション用のコードを発行してもらえるわ。
アカウント作成が完了してアクティベーション用コードが発行されたら、それをさっきのアクティブ化のダイアログにコピー&ペーストして「アクティブ化」をクリックでインストールが完了よ。
ちなみに、この時点では製品登録は完了してないっぽいから、後でちゃんとしたサポートを受けたい人は別途製品登録しておいてね。
あと、プロダクトキー(アクティベーションキー)はメールでも送られてくるから、上記ページでメモるのを忘れててもメールが残っていれば再アクティベーション可能よ。
3.データを移行する
一旦、PCの電源を落として新SSDを他のSATAポートに接続したのち、PCを起動。
ちなみに、True Image をインストールする前に接続しておいてもおk。
USB-SATA 変換ケーブルとかあればそれを使ってもおk。
True Image を起動して「ディスクのクローン作成」をクリック。
私のPCはドライブがいっぱいつながってるから今回は「手動」で。
コピー元ディスク(旧SSD)を選択。「ディスク2」の111.8GB(120GB)「INTEL ~ 」ね。
続いてコピー先(新SSD)を選択。「ディスク4」の238.5GB「ADATA ~」。
移行方法は「移行先にあわせる」を選択。
※「手動」は設定がよくわからんかったのでパス☆
して、「実行」をクリック。
再起動要求が来たら「再起動」をクリック。
※システムドライブだしね。他のドライブでも多分要求出そう。
PCが再起動した後にコピー作業が始まるわ。
作業中の画面はこんな感じ。
コマンドプロンプトとかそんなアレ。
コピーが完了するとこんな感じの画面へ。
何かキーを押すとPCがシャットダウンするわ。
データ移行はこれで完了よ。
4.システムドライブを入れ替える
旧SSD を取り外して、そのポートに新SSD を接続。
必ずコピー元と同じポートに接続すること。
別のポートに接続すると不具合が出る可能性があるから注意ね。
して、PCの電源をON。
旧SSD の内容そのままでPCが起動するわ。
このあと、物理的にドライブが変わった影響でPCを何度か再起動する必要があるから、それが終わったら晴れて全行程完了よ。
いやはや、なかなかめんどくさいわね。
OSとかをイチから入れなおすよりははるかに楽なんだけどもねー。
なお、旧SSD は繋ぎ直せばそのまま以前の環境に戻せるから、新SSD に不具合があった場合のためにしばらくそのままの状態で保管してみることにしたわ。
たぶん、2、3日くらいで安全が確認できると思うから、その後は別の用途で使う予定よ。
5.補足
データはそのまま移行できるけど、昨今のソフトウェアのアクティベーションの都合上、システムドライブが物理的に変更された場合にアクティベートが無効になる場合があるわ。
Windows もハードウェア構成の変更回数によって再認証が必要だったりするらしいから、注意ね。
※システムドライブ換えたとか、CPU換えたとか。
私が使っているソフトウェアで再アクティベーションが発生した、または発生する可能性があったのは下記ソフトよ。
- Adobe Creative Cloud
- YAMAHA VOCALOID3 Editor
- Apple iTunes (サインインしてなかったので再アクチ必要なし)
幸い VOCALOID3 Editor は別のハードウェアに紐付していたから再アクティベーションは発生しなかったけど、場合によってはアクティベーション回数制限にひっかかってメンドクサイ事になりかねないから前もってディアクティベーション(認証解除)しておくことをお勧めするわ。
2013.7.31 追記:
クローンモード「自動(推奨)」でも、今回みたいに自分でコピー元とコピー先ドライブを選択できるようになってたわ。
ドライブ単位でコピーする場合は自動で十分ね。
あと、HDD から SSD にコピーする場合、OS関係のファイルはコピー先が SSD であることを考慮して自動的に最適化してくれるみたい。
使用容量 50GB の HDD の内容を 、SSD にコピーしたら 30GB くらいになったわー(ノ゚∀゚)ノ
ちなみにそのドライブの OS は Windows 8 よ。ナイス。
もう一つ。今回使用した Acronis True Image HD はいわゆる機能制限版だったわ。
後で完全版にアップグレードしようずってダイアログが出るけど、バックアップ機能とかいらないなら余計なお世話じゃー、って感じで次回から表示しないにチェックマーク付けてダイアログ閉じればおkよ。
Amazonとかで買えます