セルシスの CLIP STUDIO 系ツールで使用する3Dモデルデータの c2fr 形式へは CLIP Studio Coordinate を使用して変換できるのね。
対応形式は pmd。pmx には対応してませぬ。
pmx の場合は一度 PMXEditor を使用して pmd に変換する必要があるみたいね。
Step.1 CLIP Studio Coordinate を起動する
とりあえず起動。
Step.2 「ボディ」にモデルデータを追加する
「ボディ」タブの「+(追加)」をクリックしてキャラクターに追加するモデルデータの選択へ。
「ボディ」タブが表示されていない場合は「メニュー」→「ウィンドウ」→「ボディ」で表示できるわ。
して、追加するモデルデータを選択するダイアログが表示されるから、そこで MMD 用の pmd ファイルを開けばおk。
※今回は「Lat式ミク」を使用させていただいての解説です。
読み込みに成功すれば画面上にキャラクターが表示されるわ。
MikuMikuEffect 等の外部ツールで設定された効果は適用されないっぽい。
剛体などの物理設定は適切に適用されてるっぽいわね。デフォルトの状態でも髪の毛なんかはちゃんと動くわ。
ボーンももちろん適用されているから、この状態で動かすことも可能。
このまま「メニュー」→「ファイル」→「保存」で c2fr 形式で保存すれば CLIP STUDIO 用として使えるようになるわ。
ちなみに、Lat式ミクさんの場合、顔周りの陰影用テクスチャーが正しく適用されなくて、その部分だけ真っ白になってしまったわー。
直し方はよくわかんねっす。さーせん。
とりあえず、c2fr 形式への変換はコレでおk。
QUMARION 用にボーンを設定したい場合は以降の Step を参照してくだしあ。
Step.3 標準ボーンマッピングを設定する
上記 Step で読み込んだモデルデータを「ボディ」内で選択して、下にある骨アイコンの「標準ボーンマッピングを設定」をクリック。
すると、マッピングの設定モードになるわ。
左がリファレンスモデル。右が適用先モデルね。
Step.4 姿勢を合わせる
まずはリファレンスモデルの腕の角度合せ。
画面右上のスライダーを動かして腕の角度を適用先とだいたい一致するように調整ね。
調整したら「次へ」をクリック。
Step.5 頭部ボーンを指定
続いて頭部ボーンがどれかを設定。
リファレンスモデルで紫色で表示されているボーンにあたるモノを、適用先モデルのボーンの中から選択するわ。
見辛い場合はマウスで視点を変更可能。
で、頭部のボーンを「右クリック」で指定。
↑の画像だとちょっとわかりにくいけど、顔のあたりの黄色くハイライトされているボーンね。
※画像クリックで原寸大で見れます
選択すると、頭部から腰までのボーンが紫色でハイライトされるわ。
ここで意図しない部分がハイライトされた場合は、「戻る」をクリックして頭部まわりの別のボーンを選択してみてちょうだい。
それでも無理な場合は…どうすればいいかわかんねっす(´・ω・`)
Step.6 腕のボーンを指定
次は右腕。
前腕のボーンを選択するのが無難っぽいわね。
上腕(二の腕)は無理っぽい。
続いて、同様に左腕も設定。
Step.7 脚のボーンを指定
続いて脚。
これも右側から指定になるわ。
足の部分(脚じゃないわよ。接地する部分)のボーンを指定するのが無難ね。
左右のボーンを指定したら作業は完了。
Step.8 設定内容を確認する
最後。
画面左上に5つのポーズ指定ボタンがあるから、それらをクリックしてリファレンスモデルとの誤差を確認。
問題無ければ「終了」をクリックして完了。
これで QUMARION で動かせるようになるわー。
今回は以上!