徐々に波紋を広げつつあるっぽいファーストサーバーのデータ消失事件(仮名)について思う所があったのと、波に乗る(笑)ために一つ書いてみようと思い立った次第であります。
いつも通り、しったか上から目線でお送りしますw
↓詳しくはコチラを参照
http://www.asahi.com/national/update/0622/TKY201206220517.html
http://japan.zdnet.com/datacenter/analysis/35018467/?tag=mcol;relArticles
↓情況のまとめもあります
http://1-issue.com/p/fsv/
要は、バックアップを含めてサーバー上の全データがきれいさっぱり消えました。という状態ですね。
幸い(?)私には直接無関係なところで起こった事なので、割と冷静に見ていられますが、損害は甚大なものです。
一部(2chとかtwitter上とか)では倒産する企業もでるんじゃね? という話があるくらい甚大なのです。
サーバー上に顧客データなんかが保存されていて、データはそこにしかないという企業はもう致死レベルです。
恐ろしいですね。
で、今回私が問題視しているのは、なんで外部レンタルサーバー(しかもバックアップ無しプラン)に重要データ置いとんねん!というトコロと、バックアップは重要だよね!の2点です。
1つ目。
外部レンタルサーバーに置いているのは、おおかた経費削減が目的だと思われますが「削減したのは重要データだったな!プギャー」という、結果的に経費増大(っていうレベルじゃない)につながる愚行でした。
サーバーやデータ保護の難しさ、重要性を知る人間なら、まず自分で管理しようとする(と思う)のですが、経費削減という大義名分には逆らえなかったのが、ただの無知だったのか。
せめて、バックアップ保障もついたプランにしていればこんな事もなかっただろうに…と。
そう思わずにはいられませんが、上を説得できなかった鯖管にも責任がないわけではないので、その会社は残念でしたということなのでしょう。
2つ目。
自社でもローカルにバックアップ残していれば、ダウンタイムの分だけで損失は済んでいた。あるいは、さっさと見切りを付けて他のレンタルサーバーに引っ越す事もできた(簡単じゃないけど)んじゃまいかと思う次第なのです。
これもまた経費削減の名のもとにクラウド上に置いとけば安心なんだろ?という上からの意見を払いのけられなかった鯖管にも責任がないわけではないので、やっぱりその会社は残念でしたということなのでしょう。
とはいえ、データ損失に関しては損失したサーバープランがバックアップサービスの対象外(笑)ということなので、利用規約上はファーストサーバーに責任はないのですが、ダウンタイムがかなり長かったというのがサーバー屋としてはいかがなものかと思う次第であります。
一応、ダウンタイム分の損失は補償されるっぽいですが、かといって利用者が受けた損失が全てカバーされるわけではないので、ファーストサーバー終了ということになるりそうな予感がします。
今回の件で、被害を受けなかった鯖管は上を説得する恰好の前例ができたので、ぜひ、サーバープランの見直しをしていただきたいものです。
PS:
かくいうこのブログもレンタル鯖(個人用ですが)で、バックアップサービス無しですが、今の今までバックアップなんて一度もとってませんでしたw
さして重要なデータでもないので、優先度を下げていたというのもありますが、今回の件でちょっぴり優先度を上げて、週一回くらいのペースでバックアップしようかなと検討中です。
とりあえず、昨日バックアップしときましたが、サーバーのデータをまるっとバックアップするための方法が現状は無く、手動でちまちまファイルを落としてくるしか方法が無いというが目下の悩みです。
WordPress用のSQLサーバーの方は、データをzipファイルでまるっと落とせますが、ホームページ本体のデータは階層が深いのとデータ量が多いので、ある程度のファイル数や容量毎にDLしないとサーバーがエラーを返してきてメンドクサイです。
さて、どうしたものか。
ちなみに、我が家のデータバックアップ体制は貧弱です。
本当に重要な契約データ、作業データのみがジニーのタイムラインさんでバックアップ用の500GBのHDDに世代バックアップされている程度。
ディザスターリカバリーなんて鼻で笑ってヘソで茶を沸かすくらい遠い状態です。
できれば全データをバックアップ&ストレージの冗長化もしたい所ですが、個人でするにはコストがパネェです。
ついこの間、1.5TB位のデータ(主にムービーですが)を吹っ飛ばしたばかりなので、何とかして1バックアップくらいはできるようにしたいところですが…。