2.5インチと3.5インチのHDDはどちらがお得なのか!?
…というのを、しばらく考えてみた結果、3.5インチでFAになりました。
元はファイルサーバー用のストレージとしてどっち採用すんねんという話から来ているのですが、ぱぱーっと比較してみた限りのメリットとデメリットはこんな感じに。
ちなみに、明確なソースはありません。
■2.5インチ
メリット
・消費電力が低い(アイドル時1W以下)
・冷えやすい
・場所とらない
デメリット
・容量単価が高い(1TB/1万円くらい)
■3.5インチ
メリット
・容量単価が安い(3TB/1万円くらい)
デメリット
・消費電力が大きい(アイドル時5W以上)
・熱がこもりやすい
・場所をとる
場所に関しては特に気にするほどでは無いかもしれません。対容量換算で相殺される程度なので。
騒音に関しても現在販売されているものに関してはどちらのサイズでも気になるレベルではないかと思います。
熱に関しては、12センチの低速ファンとかで冷やせば十分なので特に問題になる事はないかと。
どっちのサイズにしても冷やさなければなりませんし、エアフローを工夫すれば、HDDそのもののためにファンを追加する必要はなくなります。
で、最後に問題になるのが電気料金と容量単価。
昨今の省エネ需要からすると2.5インチが良いのですが、3.5インチと同じ容量をそろえた場合の電力は約1/4程度。 価格は3倍といった所でしょうか。
しかし、ここで落とし穴が一つ。
大容量のストレージとするためには2.5インチの方は大量のHDDを用意しなければなりません。
単純計算で3.5インチHDDの場合の3倍です。
それだけのSATAまたはUSBポートをどこから持ってくるか。これが問題になります。
16TBであれば16ポート必要になるのです。
エンタープライズ向けサーバー製品ならいざしらず、低価格製品ではSATAならせいぜい4ポートしかついていません。この4倍必要となると、ポート増やすだけでも結構お金がかかりますし、コントローラー自体も電気を食います。
USBの場合もハブを用意しなければならず、分割された分、1ドライブあたりの帯域が減りますし、ハブの分の消費電力もあります。
そう考えていくと、2.5インチHDDで大容量ストレージ構築しようとすると、初期投資がとんでもないことになってしまうという事に。
24時間365日回しっぱなしで3年ごとにHDDを交換するとした場合、3年ごとに発生するコストもけっこうなものです。
それに対して電気料金はそんなに差がでません(少なくとも現在は)。1/4といっても、 年に1万円も差が出ないレベルです。
省エネが叫ばれている現状でも、このコストは無視できるレベルではないというのが私の中での結論です。
気になる人は実際に計算して比較してみることをお勧めしますw
私のは概算ですが、それでも圧倒的に3.5インチの方がコスパが良いという結果になっています。
ちなみに。
大容量ストレージを構築する必要が無い場合は2.5インチHDDを使用してます。
起動ドライブはSSDです。